2018年11月に越後駒ケ岳に行ったときの記録です。
当初は同じ駒ケ岳でも会津の方に行く予定でしたが
ユーチューブで枝折峠の滝雲動画見てから気が変わり
越後の方に行くことに。
ただ、枝折峠から越後駒ケ岳山頂往復は日帰りだと
僕の足では時間に余裕を持てないので
今回は頂上手前にある駒の小屋に泊まることにした。
といってもお泊り登山は初めてだったので
持ち物ににしても食料にしても
よくわからなかった。
ある程度万全にしてみたらリュックの重量が11kg
ぐらいになってしまった。
この重量は初めてだったけど
「ま!いいか」ということで自宅を出発。
出かけたのは9月お彼岸の3連休だったので
当日は滝雲見学の一般客及び登山者で
枝折峠の駐車場はいっぱいになると思い夜9時現地着しようとひた走り。
片道300kmプラス桧枝岐経由の道中はさすがにきつかったけど
ほぼ予定通りに到着。
思ったとおり駐車場はすでに8割近くが埋まってました。
朝3時半に起き出して4時半に枝折峠駐車場を出発。
登山道のところどころにある撮影ポイント付近で滝雲を待ちました。
滝雲は奥只見湖の水蒸気が霧になって山肌を滝のように流れていく現象です。
きれいに見れるかは日頃の行いと運しだいのようです。
画像は湖の霧がもこもこと盛り上がっている段階かな。
なお観光客やカメラマンも含めて登山道は結構な賑わいの模様。
結構な時間が経過後少しですが流れ始めました。
ただ残念ながらこれ以上の流れにはならず場所移動。
こっちの方がかなりの量が流れていた。
はじめから見たかったな。
結局滝雲のところに2時間以上いましたので
登山の出発は6時半ごろになってしまいました。
歩いてまもなく今日登る越後駒ケ岳が見え隠れします。
後ろを振り返ると先の方は一面の雲海。
ここまで結構歩いてきましてようやく駒ケ岳の全貌が見れるようになりました。
ここから右端の山に登って尾根沿いに左の端まで行って
その後ほぼ直進のルート。
こうやって見ると頂上はまだまだ先見たい。
さっき見えた山の手前までやってきた。
ここを超えればとりあえず峠を越えたになりそう。
左側の山を越えるとやtっと景観の良さそうな尾根道に出てきた。
たんたんと書いているけどここに来るまでにはかなりのひいひいモード。
皆さんさくさく登っていけるのがなんともうらやましい。
いや~
正面の方にやっと駒の小屋のアンテナらしきものが見えた。
ゴールはもうすぐがんばろう。
11:30頃に駒の小屋到着。
管理人さんに2000円払って荷物を小屋の中に。
やっと重い荷物から開放された。しばし休息。
小屋の前のベンチではみなさん昼食を楽しんでいた。
休憩後小さなザックに必要なものだけをつめて早速頂上へ。
いや~軽くなったら本当に楽!!!
あっという間にここまで登ってしまった。
頂上付近はあいにくの霧模様。
午後1時過ぎなので歩いている人はあまりいない。
やっとこさ駒ケ岳頂上に到着。せっかくなので手前の鐘を鳴らす。
誰も居ないのでゆっくりと記念撮影。
誰も居ないついでに時間もたっぷりあったので頂上のベンチで一眠り。
頂上は今僕だけのもの。
周りは霧だらけだったけど頭上は秋空が広がる気持ちよさ。
これは八海山。
越後駒ケ岳からこんなに近くに見えるとは思わなかった。
雲海のおかげで天空の八海山になっている。
頂上から尾根を歩いて反対側へ行ってみた。
頂上付近は紅葉が始まっている模様。
天気は良いので後は霧が晴れてくれないかなと思ったりしていたけど
ちょっと無理かな。
頂上付近でまったりしていたら、ヘリが目の前を通過して行った。
飛んでいる飛行機が目線で飛んでいくのをはじめて見ました。
変な感じ。
結局頂上付近で3時間ほどのんびり歩いたりして
4時頃に駒の小屋に戻ってきました。
今日の宿泊者は8名(昨日は20名)だったのでかなりゆったりしてました。
管理人さんによると夜7時くらいまでは縦走の方が泊まりに来るらしく
その分のスペースを確保しているらしい。
なので「今日は満員なので泊まれませんよ」ということはなさそう。
ただし満杯だと寝返りは打てないかもしれないけど。
小屋に戻った頃にはみなさん外のベンチで夕食を取っていました。
ぼくもパンと睡眠用の缶チューハイを持って一緒に食べました。
ここの場合夕食後電気がないため
日没=消灯
となるため5時過ぎには寝袋に入ってとりあえず寝る準備。
こんなに早くに寝るのは何年ぶりだろう。
翌日は星空と日の出が撮りたかったので3時半に起き出して
4時に駒の小屋を出発して頂上に向かいました。
誰もいない暗闇の中頂上に向かうのですが
周りが開けているので怖さよりも自分が頂上を占有しているんだなと思うと
なんとも気持ちが良い。
八海山方面は暗闇の中です。
外は風がなぎの状態でしたがやっぱり寒いです。
今度は頂上に行って日の出の撮影です。
この時には数名の方がいらっしゃいました。
雲は多かったですがきれいな日の出です。
こちらのお方も朝日に染まります。
八海山は朝焼けでオーストラリアのエアーズロックの写真のようでした。
熊笹も朝日に輝いています。
遠くに見えるのは燧ヶ岳かな。
雲を見ると秋ですね。
すっかり朝日も上がったので駒の小屋に戻ることに。
二時間ほど頂上で遊んで小屋に戻った頃には皆さん出発の準備をしてました。
僕も11時半には枝折峠駐車場に戻りたかったので
7時に出発することに
管理人さんの話だと小屋の水は右側の斜面に残雪があるうちは使えるようです。
例年は8月くらいまでは使えるようですが
今年は暑さのせいか7月には枯れちゃったようです。
ということで小屋を出発。
真下の岩岩を下っていきます。
駒の小屋~枝折峠間ではやはりこの一角が歩いていて一番気持ち良いですね。
谷底を覗いてみると残雪がありました。
気が付かなかったけど駒の小屋の右方向はこんな崖になっていたんですね。
ということで一番の登山道は終わってしまいました。
ここからの登山道が長い。
この尾根道をず~と奥の方までこれから歩いていきます。
これ見るとなんとも荷物が重く感じてしまう。
ここから先の登山道はこんな感じや
こんなところが多いので景色を楽しみながらというより
ひたすら歩く感じ。
小倉山に到着。
ここでやっと残り半分ぐらい。
荷物が重いと言いながら何とかここまで歩いてきた。
駒ケ岳があんなに遠くに見える。
風景ばっかりなので
花とあぶの写真。
やっと目の前に奥只見湖が見えてきた。
ここまで来ればもう少し。
11時半ごろになんとか枝折峠駐車場に到着。
荷物を置いてアスファルトの上で休憩しながらの昼パン。
普通ならこの後2時間ぐらい寝てから車を運転するのですが
昨日夕方から10時間近く寝ていたのでHPは十分。
このまま300kmの道のりを寝ないで帰りました。
今回重い荷物にひいひい言いながらも山小屋泊のおかげで
時間も体力もかなりゆとりが持てました。
それ以上に普段見れない風景も見れたりしたので
それだけでも十分かな。
食糧
菓子パン(1食2個×5回分)
食パン(1斤=予備)
水(2.5L)
他
着替(雨に濡れた時の分一通り)
寝袋