鳥海山は海が見渡せる景観のいい山だったよ(鉾立登山口)
今年は8月10日~12日まで休日になったので念願だった鳥海山に行ってきました。
実は3年前に登山始めてから一番行きたかった山でしたが場所が遠くてなかなか行く機会がありませんでした。
鳥海山への登山ルートはいくつかありますが
このうち海を眺めながら登れる鉾立登山ルートを選びました。
また夜景と星空の撮影がしたかったので今回は日帰りではなく
御浜小屋に宿泊することにしました。
予定時間は
1日目: 鉾立口6:00~山頂11:30 山頂12:30~御浜小屋16:00
2日目: 御浜小屋7:00~鉾立口9:30
と致しました。
※なお画像は日付と時間が前後するものがあります。
鉾立の駐車場に到着したのは午前12時頃。
この時点で2か所ある登山者専用駐車場の内
登山口やトイレが近い上の駐車場はすでに満車
幸い下の駐車場はまだ空きがあったのでそちらに車を停めました。
今日は山の日の振替休日ではありますが
やはり鳥海山は人気が高いようです。
トイレは上の駐車場にあります。
綺麗ですよ。
6:00
こちらの登山案内のところで登山届を提出すれば
出発です。
展望台まではコンクリートの舗装路なので歩きやすいです。
御覧のように高い木がほとんどないため景観はとてもいいです。
展望台からは鳥海山の山頂付近がよく見えます。
ただ、頂上は山影になるのでここからは見えません。
ちなみに左側の平らなところが展望台です。
私が鉾立ルートを選んだ最大の理由は日本海がまじかに見えるからです。
展望台からも良く見えますよ。
標高2000m超えの単独鋒で海のそばにある山は
鳥海山くらいしか思いつかない。
ただこの日はちょっと霞んじゃっているのが残念。
展望台を過ぎますと登山道はコンクリートから石畳に変わります。
この先の登山道も石畳のところが多いです。
あと樹木はほぼなくなり一面笹の原っぱ状態に
もちろん後方には日本海がばっちり見えます。
草花もこの辺りからちらほら見ることが出来ます。
景観が良いと同時に鳥海山は草花の宝庫のようです。
この時もいろんな種類の草花を見ることが出来ました。
この後ちょこちょこ草花の画像をあいだに入れていきます。
なお私は草花の名前はわかりませんので了承願いますね。
ここは賽の河原だったかな
草花も豊富で池塘もあったりして
休息している人は多かったですよ。
草花
徐々に霞が取れてきて
海と空がはっきり見えるようになりました。
草花
賽の河原を過ぎたあたりからの撮影かな。
ここから御浜小屋までの道はだらだら登りで初心者の方にはちょっと大変かも。
でもやっと小屋が見えるところまでやって来ました。
9:00 御浜小屋到着
通常はもっと早く来れますよ。
今回御浜小屋に泊まることにしたのは
・ここに荷物の内、必要なもの以外を預けて身軽になる。
・日帰りは無理そうなので1日目のゴールをここにした。
・夜景の写真を撮りたかった。
ということでしたがこれで良かった。
また素泊まりも可能でしたがなるべく荷物を減らしたかったので
夕食だけお願いしました。
夕食のメニューは質素でしたが水もないところで
お味噌汁を飲めるだけでもありがたく思います。
食事の量は私にしてみれば十分でした。(若い方はには物足りないかも)
トイレは新しくしたみたいで洋式でにおいもあまり気になりませんでした。
ただし消灯後(20時以降)は真っ暗ですのでハンドライト等は必要です。
毛布は一人2枚貸してくれます。今の時期だとこれだけで十分寝れました。
(寝袋持っていきましたが結局使いませんでした)
夕食の方は16時30分までに小屋へ戻る必要あり(食事を同時に取らないと寝る準備ができない模様)
夜外で夜景を見たい人は風が吹くとかなり寒いのでアウタージャケットは必要です。
(画像は翌日の朝のものです)
御浜小屋からは月山が良く見えました。
ここでの一番の見どころは鳥海湖でしょうか。
ちなみに夜はこんな感じです。
月を卵の黄身見立てて撮影したかったのですが
風が強くて崩れてしまいました。
遠くに見える夜景は酒田市街だと思います。
海に沈む夕日も見れますよ。
皆さん結構見てたのは夜景。
遮るものがないので山形秋田両方向の海岸線沿いが良く見えます。
沖に見えるのは多分イカ釣りの明かり
画像はにかほ市方面。
月明りで条件が悪かったのですが
星空も思ったより良く撮れてました。
ということで話を元に戻しますよ
9:15御浜小屋出発
ここは御浜小屋の次にあります御田ケ原になります。
ここまで来るとほぼ山の全容がわかります。
でも頂上まではまだ先が長いです。
草花
ところどころにニッコウキスゲの群生が見れますよ。
七五三掛の先にあります分岐です。
左は千蛇谷
右は外輪山
どちらからでも頂上手前の御室には行けます。
初めてでしたらちょっときついけど千蛇谷から登って外輪山を下りてきた方が
ゆったりと景観を楽しみながら下りてくることができますよ。
なので千蛇谷へ進みます。
千蛇谷へはここを下って
雪渓を渡った後、登り返しになります。
雪渓はかなり土が混ざっているので滑ることはないと思います。
草花
千蛇谷の登りは結構きついです。
休みをとりながら少しずつ前進。
千蛇谷登山道の反対側には帰りに歩く予定の外輪山が良く見えます。
ここが御室に行く最後の登りだったと思います。あと少しで休憩だ。
12:40御室到着
思ったよりも時間がかかってしまった。
このため頂上はまた今度ということで食事を取ったら外輪山に向かうことにしました。
神社の社務所兼宿泊受付になっています。
後方にある岩岩が山頂方向になります。
ここから日本海を見ますと遠くに粟島が良く見えました。
13:10 御室出発
ここは外輪山への出発点になります。
これから外輪山の上を歩いて御浜小屋に向かいます。
外輪山外側の風景です。
先程まで見ていた景観よりはスケールが大きいかも
ここからでもこれから歩くルートが良く見えます。
左側の尾根みたいな(外輪山)ところを歩いていきます。
草花
外輪山を歩くころにはすっかり青空になりました。
こうやって見ると外輪山はけっこう崖っぷちを歩いていくようです。
歩いていると気になりませんが。
外輪山にあったチョウカイアザミの群生
外輪山からは山頂や
来るときに登った千蛇谷からの登山道が良く見えます。
外輪山の道
外輪山から見た千蛇谷方向
外輪山からは庄内平野が良く見えますよ。
雲が眼下に見えるので飛行機に乗っているような感覚に。
外輪山も中間ぐらいまで来ると前方に御浜小屋が良く見えます。(雲の切れ目あたり)
でもまだまだ遠いですよ。
ここまで自分の写真撮ってなかったので1枚ゲット。
ここから先、はい松や笹が登山道まで生えているところがあるので
ロングパンツの方が良いと思います。
外輪山にある文殊岳に到着。
ここで少し休憩。
七五三掛手前の下りです。
ここを下れば朝登ってきた登山道に合流します。
七五三掛から御浜小屋に向かう登りです。
御浜小屋に向かう道。
後方に先程歩いてきた山の全容が良く見えます。
やはり10km超えてくると疲れた。
16:40 御浜小屋到着。
予定時刻よりは40分程遅れましたが無事到着できてやれやれです。
(画像は日没後撮影したものです)
翌日は6時過ぎに御浜小屋を出発して9時頃には鉾立駐車場に戻ってきました。
とにかくお風呂に入りたかったので
にかほ市にあります道の駅象潟に一直線。
温泉に入ってついでに昼食も食べてきました。
食べた中でおいしかったのは岩牡蠣
これは本当においしかった。
道の駅象潟は食事にしても温泉にしてもとても良心的な価格でした。
------備忘録-------
飲料水(2人分):500ml×4本・1L×2本・ハイドレーションに1.5L
(1Lボトルは冷凍にして持っていきましたが翌日の朝まで冷たい水が飲めた)
ウエットティッシュ:体を拭くのに持っていく。
ライト:これがないと夜中トイレに行けないぞ。
アウタージャケット:朝晩はこれがないと寒い。
寝袋:小屋に毛布があればこの時期は不要かも。(小屋の中は意外に暖かい)
御朱印帳:持っていくのをすっかり忘れていた。
着替え:雨降った時のために一式持っていく。